まず変換してみよう!

実際にDITA-OTを使って、試してみましょう。(2012年12月06日公開)

ドキュメント制作の構造化手法

ドキュメントを効率よく制作・メンテし、多言語対応も簡単に出来る手法として、世界ではDITAというXMLを使った構造化言語が技術マニュアルを中心に使われています。

特に、構造化に適した技術文書を軸に欧米ではかなり広まっています。しかし、日本では、技術文書と言えどもレイアウトデザインや、冗長な言葉使いが壁となって、なかなか広まっていない現実があります。

私たちは、ワンソースマルチユースという一つのソースから、複数の出力(PDF、XHTML、CHM等のヘルプ形式、EPUB)が出来るDITAソースをDITA-OT(DITA-OT Open Toolkit)というフリーな変換システムを使って実践してみます。

まずは・・・どんな出力が出来るかを実際にDITA-OTを使って、試してみましょう。

DITA-OT Open Toolkitのインストール

まずは、核となるDITA-OT Open Toolkitをインストールします。

ダウンロードサイトは次のURLです。

http://sourceforge.net/projects/dita-ot/files/

ここで迷うのは、どのバージョンを使用するか?です。 すぐに、DITAを業務で使うなら、一番安定していると思われるDITA-OT1.5.4の安定版をお勧めします。 上記サイトから、[DITA-OT Stable Release]をクリックし、次に[DITA Open Toolkit 1.5.4]をクリック、全部が入った[DITA-OT1.5.4_full_easy_install_bin.zip]をダウンロードすると良いでしょう。

今回は、実験として使いますので、11/26のDITA OT 1.7.M4最新版で開発中のものを使ってみます。 上記サイトから、[DITA-OT Latest Test Build]-[DITA OT 1.7.M4]-[DITA-OT1.7.M4_full_easy_install_bin.zip]をダウンロードします。 解凍して出来たフォルダ「DITA-OT1.7.M4」をルート直下で使います。 まず、ドキュメントを見ましょう。 C:\DITA-OT1.7.M4\doc\userguide.pdfを開きます。 これと同じものが、インターネット上でも見れます。

http://dita-ot.sourceforge.net/dev/

開発中ですので、バージョンM4ですが、ドキュメントはまだ「M2」ですね。

すぐに、サンプルDITAファイルを使ってPDF化したいところですが、待ってください。他にも環境設定が必要です。

ちなみに、「full_easy_install」パッケージにより次のライブラリーがすでに無償でインストールされています。
  • Apache Ant, version 1.8.4
  • Apache Catalog Resolver, version 1.1
  • Apache Commons Codec, version 1.4
  • Apache FOP, version 1.0
  • ICU for Java, version 49.1
  • Apache Xerces, version 2.11.0
  • Saxon, version 9.1

変換するのに必要な他のライブラリーはJAVAです。

下記サイトからダウンロードして、インストールしてください。

JRE or JDK, version 6 or later

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/overview/index.html

JDK (Java Development Kit)のインストールを推奨します。

HTMLヘルプを生成するのであれば、合わせて次のものもインストールしておいてください。

Microsoftヘルプワークショップ

http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/ms669985%28v=vs.85%29.aspx

これで、準備完了です。

実際に変換してみる

DITA-OT1.7.M4パッケージ付属のサンプルを実際にPDF変換してみましょう。

1205出力サンプル.zip

次の手順で動かします。
  1. コマンドプロンプトを開きます。
    C:\DITA-OT1.7.M4\startcmd.bat
  2. Ant実行もできますが、ここではJAVAで実行してみます。

    次のように、打ってください。

    java -jar lib/dost.jar /i:C:\DITA-OT1.7.M4\samples\taskbook.ditamap
    /transtype:pdf /outdir:out\pdf
  3. 最後の方で、次のメッセージが出れば、うまくPDF変換が出来ています。
    BUILD SUCCESSFUL
    Number of Fatals : 0
    Number of Errors : 0
    Number of Warnings : 0
  4. C:\DITA-OT1.7.M4\out\pdfフォルダ内のtaskbook.pdfを開いて、うまく出来ていれば完了です。
  5. 次に他の変換も行ってみましょう。
    • XHTML変換
      java -jar lib/dost.jar /i:C:\DITA-OT1.7.M4\samples\taskbook.ditamap /transtype:xhtml /outdir:out\xhtml
      C:\DITA-OT1.7.M4\out\xhtmlフォルダ内のindex.htmlファイルを始めに開いてみてください。
    • XHTML+JavaScript変換
      java -jar lib/dost.jar /i:C:\DITA-OT1.7.M4\samples\taskbook.ditamap /transtype:tocjs /outdir:out\tocjs

      C:\DITA-OT1.7.M4\out\tocjsフォルダ内のtaskbook.htmlファイルを開いてみてください。

      Microsoftヘルプワークショップをインストールしていれば、次の変換もしてみてください。

    • XHTML+JavaScript変換
      java -jar lib/dost.jar /i:C:\DITA-OT1.7.M4\samples\taskbook.ditamap /transtype:htmlhelp /outdir:out\htmlhelp
      C:\DITA-OT1.7.M4\out\htmlhelpフォルダ内のtaskbook.chmファイルを開いてみてください。

いかがでしょうか?

C:\DITA-OT1.7.M4\out\xhtml/tocjs/htmlhelpの各フォルダに変換出力が出来ているでしょうか。

次回は、日本語化に挑戦します。

ご意見・ご質問等があれば、お気軽にお尋ねください。

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